LegalOn Technologies Engineering Job Expectations

LegalOn Technologies のエンジニアグレード評価基準を公開しています。

基本情報

タイトル
L2
Software Engineer Ⅱ
L3
Software Engineer Ⅲ
L4
Senior Software Engineer
L5
Staff Software Engineer
Persona
L2
上席のサポートを要するジュニアエンジニア
L3
自律して動ける一人前エンジニア
L4
周囲のロールモデルとなれるエンジニア
L5
会社戦略に影響を与えられるエンジニア
(以下、旧表記)
会社にLegacy(※)を遺せるエンジニア
※Legacy ... 価値ある遺産。転じて、広範囲に中長期的にポジティブな影響を与えるもののことを指す。
Job Summary
L2
事業や開発プラクティスへの理解を深めつつ、周囲の支援を受けながら担当領域におけるソフトウェアエンジニアリングを推進する
L3
ソフトウェアエンジニアリングにおける十分な専門性を有し、担当領域における開発を品質とスピードを両立しながら自律的に推進する
L4
会社やプロダクトの事業戦略、組織戦略、および技術戦略を基に、必要に応じて周囲を巻き込みながら、難易度の高い課題を安定的かつ高速に解決する
L5
特定領域におけるスペシャリストとして、卓越した専門性、課題解決能力、交渉能力、人脈等を駆使することで中長期にわたって競争力の源泉となる価値を自ら提供し、社内または社外に影響力を発揮することで、会社の業績やエンジニアリング水準の発展を推進する

Expectations

Delivery [Achievement]

価値提供 / 課題解決
L2
☑️ 所属するチームや担当するプロジェクトの開発スコープにおいて、周囲の支援を受けながら、安定した生産性で開発を行っている。
L3
☑️ アドバイスがほとんどまたは全くない状況下でも、安定した生産性で開発を行っている。
L4
☑️ 高度な専門性を発揮し、難易度の高い課題の解決に貢献している。
L5
☑️ 卓越した専門性、課題解決能力、交渉能力、人脈等を発揮し、中長期にわたって競争力の源泉となる開発や事業成長を支えるルールメイキング、非常に難易度の高い課題解決等において多大な貢献を行なっている。
品質と生産性の向上
L2
☑️ 品質や生産性を向上するための手法を自律的に考え、周囲の支援を受けながら、継続的に向上させている。
L3
☑️ 自身が持つ知見・プラクティスを周囲のメンバーに共有したり、自らまたは周囲のメンバーとプロセスや仕組みを整備することで、チーム全体の品質や生産性向上に貢献している。
L4
☑️ 開発プロセス全体を見渡して長期的な品質や生産性の向上のプラクティスを主導し、組織の開発効率を向上させるための取り組みを実践している。
L5
☑️ 開発組織全体を見渡して長期的な品質や生産性の向上のプラクティスを主導し、会社全体の開発効率を向上させるための取り組みを実践している。
リスクマネジメント
L2
☑️ 会社やプロダクトにおけるリスクとリスク管理の重要性を理解し、他者が納得できるように説明できる。
L3
☑️ 自身の担当範囲においてリスクの発掘・調査・評価を行なっている。
☑️ リスクが発見された場合には、適切なエスカレーションを行い、リスク管理策を講じている。
L4
☑️ 自身の担当範囲においてリスクの発掘・調査・評価を行なっている。
☑️ 責任を持つスコープだけでなく、関係するチームと連携して、リスクコントロールを行なっている。
☑️ リスクの発生可能性や深刻度によって、対応の有無を判断し、適切なリスク管理策を講じている。
L5
☑️ 自身の担当範囲においてリスクの発掘・調査・評価を行なっている。
☑️ 責任を持つスコープだけでなく、関係するチームと連携して、リスクコントロールを行なっている。
☑️ リスクの発生可能性や深刻度によって、対応の有無を判断し、適切なリスク管理策を講じている。
☑️ リスクマネジメントのベストプラクティスを策定し、メンバーが徹底できるように周知を行っている。
クオリティマネジメント
L2
N/A
L3
☑️ アドバイスがほとんどまたは全くない状況下でも、セキュリティ、パフォーマンス、保守性等の非機能要件を考慮し、適切なソフトウェア品質を保っている。
L4
☑️ 継続的なデリバリーが実現可能な設計と実装の品質と短期的な事業目標達成のためのデリバリー速度のトレードオフを見極め、適切なソフトウェア品質を保っている。
L5
☑️ 継続的なデリバリーが実現可能な設計と実装の品質と短期的な事業目標達成のためのデリバリー速度のトレードオフを見極め、適切なソフトウェア品質を保っている。
☑️ 周囲のメンバーやリーダーが適切なソフトウェア品質を実現できるように支援している。
不確実性コントロール / チャレンジ
L2
N/A
L3
☑️ 課題に対して求められる意思決定がOne-way doorかTwo-way doorかを見極め、適切な行動をしている。
L4
☑️ 課題に対して求められる意思決定がOne-way doorかTwo-way doorかを見極め、適切な行動をしている。
☑️ 不確実性の所在を特定し、仮説の設定と検証を行い、不確実性をコントロールしている。
L5
☑️ 課題に対して求められる意思決定がOne-way doorかTwo-way doorかを見極め、適切な行動をしている。
☑️ 不確実性の所在を特定し、仮説の設定と検証を行い、不確実性をコントロールしている。
☑️ 会社戦略にアラインしたチャレンジを推進し、周囲のロールモデルとなっている。

Ownership [Achievement]

コミットメント
L2
☑️ 成果にこだわることの重要性を理解し、成果をあげるために行動している。
L3
☑️ 成果をあげ目標を達成するために自身がどう貢献できるかを自律的に考え、行動している。
L4
☑️ 目標を達成するために慣例や自分の現在の裁量に因われることなく様々な選択肢を考慮・実践し、チームにおけるロールモデルとなっている。
L5
☑️ 目標の達成や成果へのコミットメントを自身が実践するだけでなく、それらの重要さを周囲のメンバーに理解させ、実現の手助けをしている。
☑️ 目標の達成のために必要であれば、ロールや慣例、裁量に因われることなく手段を検討し働きかけを行い、達成のために尽力している。
改善
L2
☑️ 所属するチームや担当するプロジェクトの方針やロードマップ、または既存のシステムやプロセス等に対し、建設的な質問や課題提起、改善提案を行っている。
L3
☑️ 所属するチームや担当するプロジェクトの方針やロードマップ、または既存のシステムやプロセス等に対し、自身の意見と改善案を積極的に提示し、改善のために行動している。
L4
☑️ 責任を持つスコープだけでなく、周囲のシステム・プロセスや組織全体についても違和感を放置せず積極的に事実確認や課題提起を行い、改善を続ける姿勢を示している。
☑️ 自分や自チームの利益だけなく周りの人間や他チームの利益も踏まえた上で、改善提案を行なっている。
L5
☑️ 責任を持つスコープだけでなく、周囲のプロダクトや会社全体についても違和感を放置せず積極的に事実確認や課題提起を行い、改善を続ける姿勢を示している。
☑️ 自分や自チームの利益だけなく周りの人間や他チームの利益も踏まえた上で、改善提案を行なっている。
ドメイン理解
L2
☑️ 会社のプロダクトのビジネス構造と、チームのドメインが誰にどのような価値を提供しているのかを理解し、説明できる。
L3
☑️ ドメインの業界知識、顧客ニーズ、製品知識、自社のビジネスモデルの理解に努めている。
L4
☑️ ドメインの業界知識、顧客ニーズ、製品知識、自社のビジネスモデルを深く理解している。
☑️ 各ドメインの相互作用と理想的なドメイン・コンテキスト境界を考慮し、ドメインに関する検討を行なっている。
L5
☑️ ドメインの業界知識、顧客ニーズ、製品知識、自社のビジネスモデルを深く理解している。
☑️ 各ドメインの相互作用と理想的なドメイン・コンテキスト境界を考慮し、ドメインに関する検討を行なっている。
意思決定
L2
☑️ 意思決定の際に複数の選択肢がある可能性を考慮し、比較検討しながらどれが最適かを判断している。
☑️ 意思決定において満たすべき前提条件や優先順位を意識し、何がベストかを論理的に導き、自ら提案している。
L3
☑️ 意思決定の際に複数の選択肢がある可能性を考慮し、比較検討を行なっている。
☑️ 意思決定において満たすべき前提条件や優先順位を意識し、何がベストかを論理的に導き、自ら提案している。
☑️ 関係するステークホルダーとお互いが持つ情報量の違いをすり合わせながら、共にビジネスゴールを達成するための意思決定を行っている。
L4
☑️ 意思決定の際に複数の選択肢がある可能性を考慮し、比較検討を行なっている。
☑️ 意思決定において満たすべき前提条件や優先順位を意識し、何がベストかを論理的に導き、自ら提案している。
☑️ 関係するステークホルダーとお互いが持つ情報量の違いをすり合わせながら、共にビジネスゴールを達成するための意思決定を行っている。
☑️ サンクコストや痛みを伴う意思決定であっても、総合的に利益となる場合には粘り強く周囲を巻き込み、意思決定を推進している。
L5
☑️ 意思決定の際に複数の選択肢がある可能性を考慮し、比較検討を行なっている。
☑️ 意思決定において満たすべき前提条件や優先順位を意識し、何がベストかを論理的に導き、自ら提案している。
☑️ 関係するステークホルダーとお互いが持つ情報量の違いをすり合わせながら、共にビジネスゴールを達成するための意思決定を行っている。
☑️ サンクコストや痛みを伴う意思決定であっても、総合的に利益となる場合には粘り強く周囲を巻き込み、意思決定を推進している。
インシデント対応
L2
☑️ 所属するチームや担当するプロジェクトにおいてインシデントが発生した場合に、周囲の支援のもと、問題解決に取り組んでいる。
☑️ インシデント発生後に、再発防止策を考え、提案している。
L3
☑️ インシデントが発生した場合に解決のために積極的に行動し、早期解決に貢献している。
☑️ インシデント発生後に、プロセスにフォーカスした再発防止策を提案し、実施している。
L4
☑️ インシデントが発生した場合に必要に応じて自チーム以外のメンバーも巻き込み、問題解決をリードしている。
☑️ 問題の再発防止のために可能な限り人間の判断によらない対策を検討し、改善をリードしている。
L5
☑️ インシデントが発生した場合に必要に応じて他プロダクトや他セクションのメンバーと協力して、問題解決と再発防止をリードしている。
☑️ 他のメンバーに対しポストモーテムのベストプラクティスを示し、自分以外のメンバーでもできる限り人間の判断に依存しない再発防止策を設定できる状態を作っている。

Direction / Leadership [Achievement]

戦略 / 計画
L2
☑️ 会社、プロダクトおよび所属するチームや担当するプロジェクトにおける方針やロードマップを理解し、他者が納得できるように説明できる。
☑️ もし自身の考えと異なる場合でも、責任者が決めたことに従い、前向きに行動している。
L3
☑️ 会社、プロダクトおよび所属するチームや担当するプロジェクトにおける方針やロードマップを理解し、主体的に計画の実現に向けて行動している。
☑️ もし自身の考えと異なる場合でも、責任者が決めたことに従い、前向きに行動している。
L4
☑️ EMやTLと協力し、主体的に戦略や計画の策定に協力している。
☑️ 想定と異なる結果となる兆候を機敏に察知し、計画の見直しや必要な支援の提案を問題が顕在化する前に実施している。
☑️ もし戦略や計画が自身の考えと異なる場合でも、責任者が決めたことに従い、前向きに行動している。
L5
☑️ 自身が存在することによって実現できる戦略をTLやEMに説明し、戦略に影響を与えている。
☑️ 想定と異なる結果となる兆候を機敏に察知し、計画の見直しや必要な支援の提案を問題が顕在化する前に実施している。
☑️ もし戦略や計画が自身の考えと異なる場合でも、責任者が決めたことに従い、前向きに行動している。
短期目標達成と組織成長の両立
L2
N/A
L3
N/A
L4
N/A
L5
N/A
ステークホルダーとの協力 / アカウンタビリティ
L2
N/A
L3
☑️ 担当するプロジェクトやチームのステークホルダーに対して計画・進捗・結果の説明責任を果たし、周囲の理解と協力を得ている。
L4
☑️ 担当するプロジェクトやチームのステークホルダーに対して計画・進捗・結果の説明責任を果たし、周囲の理解と協力を得ている。
L5
☑️ 担当するプロジェクトやチームのステークホルダーに対して計画・進捗・結果の説明責任を果たし、周囲の理解と協力を得ている。

Teamwork [Base]

合意形成
L2
☑️ 他のメンバーと意見の相違があることは成果物やプロセスを改善するための機会であることを理解している。
☑️ 意見の相違があった場合には、必要に応じて周囲の支援を受けながら建設的な解決を目指し行動している。
L3
☑️ 意見や見解に相違があった場合でも、相手を委縮させず建設的な議論を行なっている。
☑️ それぞれの主張をもとに論点の抽出と比較検討を行い、合意形成に導いている。
L4
☑️ 意見や見解に相違があった場合でも、相手を委縮させず建設的な議論を行なっている。
☑️ 複数のチームが関わる合意形成において、前提情報、コンテキスト、優先度、価値観等が異なる可能性があることを理解し、丁寧に前提をすり合わせながら、建設的な議論を経て、合意形成に導いている。
L5
☑️ 意見や見解に相違があった場合でも、相手を委縮させず建設的な議論を行なっている。
☑️ プロダクト横断や全社レベルの合意形成において意見の相違があっても、前提情報、コンテキスト、優先度、価値観等が異なる可能性があることを理解し、丁寧に前提をすり合わせながら、建設的な議論を経て、合意形成に導いている。
信頼関係の構築
L2
☑️ 周囲の理解と協力を得ることの重要性を理解し、信頼関係の構築のために行動している。
L3
☑️ 周囲の理解と協力を得ることの重要性を理解し、チームメンバーとの信頼関係を構築している。
L4
☑️ チームメンバーや関連する他のチームのステークホルダーと率先して信頼関係を構築している。
☑️ チームメンバーがステークホルダーとの信頼関係を構築するための手助けをしている。
L5
☑️ チームメンバーや関連する他のチームのステークホルダーと率先して信頼関係を構築している。
☑️ チームメンバーがステークホルダーとの信頼関係を構築するための手助けをしている。
意見 / フィードバック
L2
☑️ 他者に敬意を持ちながら、自分の考えやアイディアを積極的に公開している。
L3
☑️ 他者に敬意を持ちながら、自分の考えやアイディアを積極的に公開している。
☑️ ポジティブ/ネガティブを問わず建設的なフィードバックや提案を行っている。
L4
☑️ 自チームにおいて、敬意と配慮を欠かさず、適切なフィードバックや称賛を日常的に実践し、チームメンバーの手本となっている。
☑️ ポジティブ/ネガティブを問わず建設的なフィードバックや提案を行っている。
L5
☑️ プロダクト横断や全社レベルの組織活動において、敬意と配慮を欠かさず、適切なフィードバックや称賛を日常的に実践し、手本となっている。
☑️ ポジティブ/ネガティブを問わず建設的なフィードバックや提案を行っている。
ヘルシーコンフリクトの推進
L2
N/A
L3
☑️ チームをより良くするためならば言いづらいことだとしても、改善のための行動を率先して実践している。
L4
☑️ 責任を持つスコープだけでなく、チームやプロダクトをより良くするためならば健全な対立を忌避することなく、改善のための行動を率先して実践している。
L5
☑️ 責任を持つスコープだけでなく、会社をより良くするためならば言いづらいことだとしても、改善のための行動を率先して実践している。

Talent [Base]

専門性
L2
☑️ 業務に関連する技術的な知識やスキルを、周囲の支援を受けながら学び、研鑽を続けている。
L3
☑️ 業務に関連する技術的な知識やスキルを、自ら選択して学び、研鑽を続けている。
L4
☑️ 業務に関連する技術的な知識やスキルを、自ら選択して学び、研鑽を続けている。
☑️ 所属するチームのメンバーの成長に役立つ知識やスキルを共有し、成長の手助けをしている。
L5
☑️ 自身が責任を持つスコープにおける高度な専門技術や知識に留まらず、新たな知識やスキルを習得・実践している。
☑️ 周囲のメンバーに技術発信を促すなど、他のエンジニアに大きな影響を与える模範的な活動を行っている。
自己適応
L2
☑️ 周囲からのフィードバックを成長の機会と捉え、自身を継続的にアップデートしている。
L3
☑️ 上位者だけではなく、ピアや下位者からもフィードバックを積極的に求め、自身を継続的にアップデートしている。
L4
☑️ 上位者だけではなく、ピアや下位者からもフィードバックを積極的に求め、自身を継続的にアップデートしている。
☑️ 自身が置かれている環境や時勢に合わせて過去の成功体験をアンラーニングすることの重要性を理解し、実践している。
L5
☑️ 自身のロールモデルとなるメンターを社内外から探し、フィードバックを積極的に求め、自身を継続的にアップデートしている。
☑️ 自身が置かれている環境や時勢に合わせて過去の成功体験をアンラーニングすることの重要性を理解し、実践している。
他者 / 組織の成長
L2
N/A
L3
☑️ 自身の持つ知見・プラクティスを他者へ積極的に開示・共有し、チームや関連するプロジェクトのメンバーの成長に貢献している。
L4
☑️ チームメンバーの指導・育成を行っている。
☑️ メンバーに対して、ストレッチゾーンへのチャレンジの重要性を理解させ、挑戦のための支援を行っている。
L5
☑️ エンジニアリングに関する体系的な知見とプラクティスを深く理解した上で、自社のメンバーに対して共有し、理解させ、行動を促している。
☑️ それらの行動を指示がない状態でもメンバーが自然に実行できるように努めている。
採用 / 発信
L2
N/A
L3
☑️ 採用や文化発信の重要性を理解し、協力が求められた場合には、構造化面接の面接官などの軽微な採用への協力を行っている。
L4
☑️ 採用や文化発信の重要性を理解し、協力が求められた場合には、自身の得意領域を活かして、選考プロセスや採用試験の検討などの高度な採用への協力を行っている。
L5
☑️ 人材や価値観の多様性を備えることの重要性を理解している。
☑️ 社外への技術発信や社外活動を通じたプレゼンス向上、または技術選考プロセスの策定・改善に主体的に取り組み、多様性のある優秀なエンジニアを集めるために貢献している。